会議中のやりとり:チャット・手を挙げる・リアクション・表示の切り替え
Zoomの会議中に、声を出さずに意思を伝える方法をまとめました。具体的には「チャットで文字を送る」「挙手(手を挙げる)で発言希望を示す」「拍手やいいねなどのリアクションを出す」「表示の切り替えで見やすくする」の4つです。パソコンとスマートフォンの両方の操作を掲載しています。
チャットでメッセージを送る
パソコン
- 会議画面下部の「チャット」をクリック。
- 「宛先」をクリックして、送り先を選ぶ(全員/特定の参加者)。
- メッセージを入力して Enter キーで送信。
覚えておくと便利
- ファイル送信は組織や会議の設定で制限される場合があります。
- 主催者がチャットを「ホストのみ」に制限することがあります。表示に従ってください。
- 重要な案内(URLや次回日程)は、発言と同時にチャットにも流すと見落としが減ります。
スマートフォン(iPhone/Android)
- 画面下部の「詳細」または「…」をタップ。
- 「チャット」をタップし、宛先を選ぶ。
- メッセージを入力して送信。
スマホのコツ
- 画面共有中はチャットが見えにくい場合があります。必要に応じて「戻る」で会議画面に戻り、再度開きます。
手を挙げるで発言の順番を取る
基本の使い方
- パソコン:下部の「リアクション」→「挙手」。
- スマホ:下部の「詳細」→「挙手」。
- 自分の名前の横に「✋」が表示され、ホストに順番が伝わります。発言後は「手をおろす」を押します。
運営側(ホスト)のミニ知識
- 参加者パネルから「手をおろす」「すべてのフィードバックを消去」で一括クリアできます。
- 多数の挙手が出た場合は、チャットで順番と持ち時間を案内すると混乱しません。
拍手・いいねなどのリアクションを使う
何ができるか
- 「拍手」「いいね」などの絵文字リアクションは約10秒で自動的に消えます。
- 「はい/いいえ/スピードアップ/スローダウン」などの意思表示アイコンは、手動で消すまで残ります。
出し方
- パソコン:下部の「リアクション」から選ぶ。
- スマホ:下部の「詳細」→「リアクション」から選ぶ。
ジェスチャー認識
- 一部の環境では、実際に手を挙げたり親指を立てるジェスチャーで自動リアクションが出ます(管理者やユーザー設定で有効にします)。
見やすい表示に切り替える
ギャラリービューと発言者ビュー
- ギャラリービュー:参加者をタイル状に並べて表示。多人数の雰囲気を把握しやすい。
- 発言者ビュー:話している人を大きく表示。プレゼンや講義に向いています。
切り替え方
- パソコン:右上の「表示」をクリックして選ぶ(ギャラリー/発言者)。
- スマホ:参加者が複数いると横スワイプで並びが切り替わります。右上の表示切替ボタンが出る機種もあります。
ピン留めとスポットライトの違い
- ピン留め:自分だけの表示を固定。自分の画面で特定の人を見続けたい時に使います。参加者側でも可能。
- スポットライト:全員の表示を固定。主催側が講師や登壇者を全員に大きく見せたい時に使います(最大9人まで)。
よくある使いどころ
- 講義・セミナー:講師にスポットライト。質疑応答の間だけ質問者に切り替える。
- 面接・評価会:面接官は応募者をピン留め、自分の見やすい配置に。
ギャラリーの並び替えと保存
- パソコンでは、ギャラリービューでタイルをドラッグして自分用の順番に並べ替えられます。
- ホストはカスタム順序を全員に反映したり、繰り返し会議のために保存することもできます。
会議をスムーズにする小ワザ
発言の交通整理
- 発言希望は「挙手」、賛成・反対は「はい/いいえ」、進行が速い/遅いは「スピードアップ/スローダウン」で表明してもらう。
- 司会者は10〜15分ごとに「質問はチャットへ」と促すと、口頭の割り込みが減ります。
見やすさの確保
- 登壇者の顔と資料を同時に見せたい時は、登壇者にスポットライト+資料の画面共有を併用。
- 自分の画面だけで見やすくしたい時は、登壇者をピン留めしてからギャラリー↔発言者を切り替えてバランスを調整。
トラブルの切り分け早見表
チャットが送れない・受け取れない
- 送り先が「全員」か相手の名前になっているか確認。
- ホストの設定で制限されている可能性があります。司会者に伝えてください。
挙手が見えない/消えない
- 参加者パネルを開いて並び順を「挙手順」に。ホストは「すべてのフィードバックを消去」で一括クリアが可能。
表示が崩れる・誰も映らない
- 「表示」からギャラリーと発言者を切り替え直す。必要ならアプリ再起動。
- ピン留めやスポットライトを解除して通常表示に戻す。
開始前30秒チェック
- 司会・登壇者の映像をスポットライトできるか確認。
- チャットの送り先を「全員」にし、冒頭の連絡用テンプレを貼る準備。
- 「挙手で順番」「リアクションで反応」などルールを最初に案内。
- 自分の表示は必要に応じてピン留め/ギャラリー並び替えで最適化。





