まずは安心の3ポイントを覚えよう

「知らない人が入ってきたらどうしよう…」――そんな不安は、次の3つでほぼ解決します。今日からこの順番で使ってみましょう。

  • パスコード:必ず付ける(招待リンクに含めれば入力の手間なし)。
  • 待機室:入室前にいったん止めて、主催者が「許可」する仕組み。
  • 認証:社内だけの会議は「サインイン済みの人だけ」入れるようにする。

この3つを押さえておけば、初めての主催でも安心です。

予約のときに決めておくこと

ここで「安全の初期設定」を整えておくと、当日がぐっとラクになります。

パスコードを付ける

  1. ブラウザでZoomにサインインし、「設定」→「ミーティング」→「セキュリティ」を開きます。
  2. 「ミーティングにパスコードを使用」をオンにします。
  3. 会議を作成するときも「パスコード」を入力できます。必要なら招待リンクにパスコードを含めるにしておくと、参加者はワンクリックで入室できます。

ひとことメモ

  • リンクは必要な人だけに配布しましょう。転送されると、誰でも入れてしまいます。

待機室をオンにする

  1. 「設定」→「ミーティング」→「セキュリティ」で「待機室」をオン。
  2. 「待機室のオプション」で「外部ゲストのみを待機室へ」など、運用に合う対象を選びます。
  3. 会議名や案内文を入れておくと、参加者が迷いにくくなります。

認証を使う(社内向け)

  1. 会議作成画面の「オプション」またはウェブの「設定」で「認証されたユーザーのみ参加可能」をオン。
  2. 会社のドメインやSSOを選べば、社外の誤入室を防げます。

登録と組み合わせるとき

  • 「登録必須」+「認証必須」にすると、登録した本人アカウントでの入室だけ許可できます。

会議中にできる安全操作

当日の状況に合わせて、その場で切り替えられます。

基本の入り口

  • パソコン:下部の「ホストツール」(旧「セキュリティ」)。
  • スマホ:下部「詳細」→「セキュリティ」。

よく使う操作

  • ミーティングをロック:新規入室を止めます。全員そろったらオンに。
  • 待機室の有効化:新しく来た人を待機室で止める/既存の人を一時的に待機室へ移す。
  • 参加者の権限:画面共有・チャット・名前変更などを必要に応じて許可/禁止。

待機室はこんな場面で便利

社外の人が混ざる打合せ

  • おすすめ初期値:パスコード+待機室
  • 開始5分前に主催者が入り、表示名を確認しながら「許可」。初回はゆっくりでOKです。

社内の定例ミーティング

  • おすすめ初期値:認証(社内アカウント)
  • 待機室はオフでもOK。遅れてきた人も自動で入れるので運営が軽くなります。

大人数の説明会や講座

  • 開始時刻までは待機室で整列→開始時間になったら一括入室。
  • 荒らし対策で、状況に応じてロックも活用しましょう。

表示名と本人確認のちょいワザ

待機室で見分けるコツ

  • 「所属_氏名」のようなルールを案内しておくとスムーズです。
  • 名前が分からないときは、チャットで名乗ってもらいましょう。入室後に「名前の変更」を案内するのも◎。

一時退室・再入室の扱い

  • 設定によっては主催者がいない間、参加者が自動で待機室に戻ることがあります。再入室の「許可」を忘れずに。

困ったときの早見表

パスコード入力を求められて入れない人がいる

  • 招待URLにパスコードが入っていない可能性。URLが改行で切れていないかも確認しましょう。
  • 管理側のルール変更でパスコードが再発行されたケースもあります。最新URLを送り直します。

待機室から「許可」できない

  • 共同ホストが同時に操作している場合があります。数秒待って再表示し、参加者一覧で検索してみましょう。

社外の人が入れない

  • 「認証のみ」が有効かもしれません。一時的に解除するか、ゲスト用の認証プロファイルを用意します。

ロックしたまま入れ忘れた

  • 「ロック」を解除すれば入室できます。重要会議は「全員点呼 → ロック」の順番にすると安心です。

シーン別のおすすめ初期設定

外部参加あり(ふだんの打合せ)

  • パスコード:オン(リンクに含める)。
  • 待機室:オン(外部のみ待機室へ)。
  • 認証:オフ(ゲスト参加可)。

社内限定(機密度が中〜高)

  • パスコード:オン。
  • 待機室:任意(運営のしやすさで判断)。
  • 認証:オン(社内ドメイン/SSO)。

開始前のチェックリスト

  • 招待URLは最新か(パスコード入り)。
  • 待機室・認証・ロックの方針を決めた。
  • 表示名ルール(例:会社名_氏名)を冒頭で案内するメモを用意。
  • 入室が落ち着いたらロック、遅刻者は都度解除→入室→再ロック。