「Zoomは無料のままで十分かな? 有料にすると何が良くなるの?」——最初はここで迷いますよね。この記事では、無料(Basic)と有料(Pro/Businessなど)の違いを、初心者向けにわかりやすく整理します。まずは全体像、次に用途別の選び方、最後に機能ごとの詳しい違いを見ていきましょう。

ひと目でわかる違い

項目無料(Basic)有料(Pro/Business など)
1回の最大時間40分最大30時間
参加可能人数100人Pro: 100人 / Business: 300人(拡張で最大1,000人)
録画ローカル録画(PC/Mac等)
※スマホ・タブレットは不可
ローカル録画 + クラウド録画(共有が簡単)
クラウド保存なしプランに応じて容量あり(例:10〜15GB/人、上位は無制限)
ライブ配信(YouTube等)不可可(管理者が許可して利用)
AI機能(要約など)対象外有料ミーティング契約に含まれる
電話参加(ダイヤルイン)契約により制限オプション追加で拡張可

※表は代表的な違いです。名称や仕様は今後変わる場合があります。

あなたに合うのはどっち?

無料プランがぴったりな人

  • 40分以内の面談・打合せ・レッスンが中心
  • 参加者はいつも100人以内
  • 録画は自分のPCに保存できればOK(スマホ録画は不要)

有料プランが安心な人

  • 40分を超える打合せや授業が多い
  • クラウド録画で保存・共有をスムーズにしたい
  • ライブ配信(YouTube/RTMPなど)を使いたい
  • 参加者が300人規模、将来的に500〜1,000人も検討
  • AI要約などで議事録づくりをラクにしたい

機能ごとの詳しい違い

会議の最大時間

無料は40分でいったん終了します(入り直せば続けられますが手間)。有料は最大30時間まで通しで実施できます。

参加できる人数

無料とProは100人、Businessは300人が目安。さらに必要なら「大規模ミーティング」アドオンで500人/1,000人へ拡張できます。

録画:ローカル vs. クラウド

  • 無料:PC/Mac等でローカル録画が可能。スマホ・タブレットはローカル録画不可です。
  • 有料:ローカルに加えてクラウド録画が使えます。Webで再生・共有・パスコード設定などが簡単。

クラウド保存容量

プランによりユーザーごとの容量が付与されます(例:10GB〜/人、上位で増量・無制限)。容量がいっぱいになったら整理・追加購入で対応可能です。

ライブ配信

無料では使えません。有料アカウントで管理画面から許可すれば、YouTube/Facebook/カスタムRTMPなどへ配信できます。

AI機能(AI要約など)

AI Companionの要約などは有料のZoomミーティング契約に含まれる形で提供。無料のみの状態では対象外です。

電話で参加(ダイヤルイン)

国や番号の種類、契約内容で可否が異なります。重要な会議で電話参加を使う場合は、主催側の契約を事前に確認しましょう。

無料でも使える便利機能

  • 自動キャプション(自動字幕):設定が有効なら無料でも利用可
  • ホワイトボード:簡単な図解やメモ共有に
  • ブレイクアウトルーム:小グループに分かれて話し合い

よくある質問

二人だけでも40分で切れますか?

はい。無料は人数に関係なく40分上限です。有料なら最大30時間まで。

スマホから録画できますか?

スマホ・タブレットではローカル録画不可です。モバイル端末で録画したいときは有料のクラウド録画を使います。

どのタイミングで有料に切り替える?

40分制限がネックになった、クラウド録画や配信を使いたくなった——このどちらかを感じたタイミングが切り替えどきです。まずは無料で慣れて、必要になったら移行するのがムダがありません。